たぶん、ないです。
相場の格言やアノマリーで、株価が上がる時期を詠んだものがありますが、『現実は格言通りではないな』と思ったお話です。
あと、株価の騰落を判定するのが難しかったというお話です。
格言やアノマリーは気にしなくていい
自分は、相場の格言やアノマリーは『まったく気にしなくていい』と思っています。
投資のタイミングをはかるうえで、格言やアノマリーは気にしていません。
株が上がる月は無いと思っているし、株が下がる月もないと思っています。
株式投資を始めたときこそ、相場の格言とかアノマリーは気になっていました。
たとえばですが、年始のご祝儀相場とか、セルインメイとか。
けれども、株価の推移に開示情報や売上・利益を重ねて見ているうちに、そういったものをすっかり忘れていました。
たくさんの銘柄をグラフにしてパラパラめくっていましたが、株価が5月から低調だったとか、12月に下がって1月に上がっていたとか、そういった印象は特になかったんですね。
だから、忘れてしまっていたんだと思います。
なので、格言やアノマリーのたぐいは、まったく気にしなくていいと思っています。
格言やアノマリーを思い出して買うのをやめたり、売るのをやめたりもしないです。
おそらく、株が上がる月は無いですし、株が下がる月もないです。
あくまで、株価チャートを見てきた印象だけですが、そう思っています。
全12か月の騰落をしっかり集計してみたい
しかしどうせなら、全12か月の過去をちゃんと調べて、『やっぱり相場の格言はあてにならないな』と示してみたいところです。
もしかしたら、予想に反して格言がいいとこ突いてるかもしれません。
ですが、集計にあたっては、株価の騰落判定がむずかしくて、今のところ調べずに終わっています。
株価の騰落判定はむずかしい
株価の騰落をカウントするのって、意外に難しいんですよね。
『えっ?1円でも高く売買されたら上がったでしょう?』
というのはその通りなんですが、
『たった1円の上がったをカウントしていいのだろうか?』
ってところです。
格言で上がると謳うからには、売買手数料で消えてしまうようなケチな上昇じゃなくて、もっと十分に値幅のある上昇であってほしい(願望)
なので、単純に上がった・下がったでカウントするほかに、もう少し踏み込んだカウント方法も一緒に試してみたいと思ったわけであります。
小さな『上がった』を『変化なし』として除外する
たぶん、1番簡単な方法だと思います。
±5%以内は『変化なし』とか、適当にしきい値を決めて、株が上がった月と下がった月のカウントから除外するだけです。
けれど、この方法はパーセンテージのさじ加減がむずかしいんですよね。
過去に『開示情報が株価に与える影響』を調べたことがあるんですが、ここでも騰落判定のさじ加減に迷いました。
パーセンテージを大きくするとデータ不足になってしまうし、かといって、パーセンテージを小さくすると利益にならない値幅まで上がったとカウントしてしまうし。
利益にならない値幅を除外して、なんとか騰落の集計を売買のタイミング探しに活かそうと思ったんですが、うまくいかないものです。
それと同じような問題が、今回も出てきた感じです。
ひょっとしたら、このアプローチは良くないのかもしれませんね。
結局、格言やアノマリーの検証には至りませんでした。
株価調整の方法
株価の騰落を調べるにあたっては、株式分割や株式併合も問題になりました。
いわゆる株価調整が必要になったんですね。
株価調整の計算方法とコード例を書きました。
株価調整を行ったうえで、しきい値のパーセンテージを変えようと考えていました。
以上です。