財務分析ツールで、理想的なものが出始めています。
企業業績の10年チャート(10年グラフ)です。
なぜ、有望銘柄の発掘に長期のグラフが必要なのか?
増収増益を繰り返しているのか?
減収減益で今に至るのか?
そういった業績の方向感が、ひと目でわかります。
効率的に、たくさんの企業を見ていくことができます。
だから、有望銘柄の発掘に、長期の業績チャートが必要なのです。
10年以上の長期的な業績グラフは、『マネックス証券』と『SBI証券』が、無料で提供していました。
たしか、2015年ごろには無かったと思います。
今は、自分でグラフを作らなくてもいいのです。
『日本の上場企業』限定ではありますが、証券口座を開設するだけで、理想的なグラフを見ることができます。
この知らせは、非常にありがたく、とてもうれしかったです。
そこで改めて、有望銘柄を手っとり早く、効率的に探す方法を考えた結果です。
証券口座の財務分析ツールを使うのが良い。
そう思いました。
なぜ、証券会社の分析ツールを使うのが最良なのか?
これに尽きます。
『エクセルやカルク』でグラフを作るのは、大変な作業でした。
『手作業』ですべての企業を網羅するのは、不可能でした。
個人でやるなら、『XBRL(エックスビーアールエル)』ファイルを使えばできます。
ですが、グラフを出せるようになるまで、とても時間がかかりました(お察しください)。
そこで、証券口座です。
ログインするだけで、詳しいグラフが見られるのです。
使わない手はありません。
いま、証券口座は、銀行口座とおなじくらい当たり前に持つ時代です。
そういったなかで、『だれもが』、『ひと目で』、業績の推移を消化できるようになりました。
グラフになっていれば、意識せずとも、あたまに入ってきます。
これはまちがいなく、適切な投資判断の役に立ち、健全な株式市場の発展につながる成果だと、自分は思います。
ひと目でわかる財務分析ツールが、すぐに使える。
だから、有望銘柄を手っとり早く効率的に探す方法として、証券口座の財務分析ツールがおすすめなのです。
マネックス証券の口座は持っていないので、ニュースリリースを拝見しただけなのですが、重要な機能がありました。
業績の『推移』に着目した、企業の絞り込みツール(スクリーニングツール)です。
増収や増益を『繰り返しているか?』といった視点で、企業をリストアップすることができるようです。
『長期実績(ちょうきじっせき)』というカテゴリーにありました。
最長10年の業績チャートと、それを利用した絞り込みができる。
非常に重要で、ありがたい機能です。
もし、まだ証券口座を持っていないのなら、さっそく各社の口座開設ページを見るのがお勧めです。
証券口座の開設や維持に、費用や手数料はかかりません(2019年7月の時点)。
各社のヘルプページへのリンクです。
口座開設や口座の管理・維持に費用はかかりますか? | マネックス証券
口座開設にかかる費用や口座管理料は?|よくあるご質問Q&A|SBI証券
もちろん、証券口座は閉じる(閉鎖する、退会する、解約する、口座閉鎖する)こともできます。
もし、上場企業の財務分析に興味があるのなら、証券口座ですぐに使える財務分析ツールを利用するのがおすすめです。
財務分析に必要なツールが、実は揃っている。
証券口座を持っていないと、なかなか実感しづらいところです。
さて、証券会社のツールだけでは物足りない場合です。
その時は、XBRLを利用して、自分専用の決算データベースを作るのがおすすめです。
プログラムの開発には時間がかかりましたが、不可能ではなかったです。
XBRLの取得方法、XBRLパーサーの作り方、グラフ化・分析までの道のりは、XBRLまとめで公開しています。
『儲かる株を調べたい』
その一心で開発してきた道のりが、そこにはあります。
株式投資にあたって、『プログラミングはぶっちゃけ必要ない』とも書きました。
しかし一方で、プログラミングで財務分析をお勧めする理由は、4つくらいあります。
ところで、長期的な業績の推移が、簡単に見られるようになったというのは、本当にありがたいのです。
まあ、業績の推移は、あくまで、企業の良さをしらべる視点のひとつです。
あくまで、視点のひとつにすぎません。
しかしながら、この業績の推移を知ることが、どれほど大変なことであったか…!
一目でわかるグラフが、すぐに見られるようになった。
これで、企業分析の程度は、さらにさらに深くなっていくと思います。
個々の企業には、企業理念や経営者の考え方・経営方針などがあります。
そういった、数値化できない定性的(ていせいてき)な情報です。
そこに、今まで以上に、目を向けられるようになります。
これまでは、株価の推移と、最新の決算だけをもって、企業を評価する。
そういう空気を感じていました。
だがしかし、です。
そういった企業の姿勢をしらべる時間。
それを作りだすために、業績の10年チャートは有用なのです。
数ある上場企業を見ていったところ、中には、上場の経緯からして、成長する気のない企業がありました。
『なぜ、上場審査を通ったのか…!』
また、上場してから長い歴史を持ちながら、すっかり熱さを失ってしまった企業もありました。
『なぜ、そんなことになってしまったのか…!』
だからこそ、です。
そういった有望銘柄を効率的に見つけるために、長期の業績グラフは有用なのです。
自分で作るのは大変でしたので、まずは、証券口座で使える無料の分析ツールです。
まずは、すぐに使える分析ツールを、便利に使いこなすのがおすすめです。
これが、『有望銘柄を手っとり早く効率的に探す方法を考えた結果』です。
『初めての人におすすめのネット証券と証券口座の作り方(無料)』という記事も書きました。
いつか、『株価の推移』に、『業績の推移』や『開示情報』などを重ねたグラフも見られるようになったらいいなと、期待しています。