リナックス(Linux)をデスクトップOSとして使ってきた感想です。
2019年の時点での結論ですが、ウィンドウズ(Windows)の代わりにすることは出来なかったです。
リナックスですが、ウィンドウズよりも【文字がキレイ】という理由で、使っていました。
ソフトとしては、リブレオフィス(LibreOffice)、ファイヤーフォックス(Firefox)、クローム(Chrome)あたりをよく使っていました。
ウィンドウズだと、たいてい場合、フォントにアンチエイリアスがかからなかったんですよね。
文字のギザギザが気になったわけです。
ワード(Word)も、リブレオフィスも、各種ブラウザも。
一方でリナックスだと、OSをインストールした時点で、文字の表示がとてもキレイでした。
もちろん、【文字がキレイ】というのは、かなり主観的なものです。
ですが、自分はリナックスデスクトップの文字表示がとても気に入りました。
きれいな文字で作業をしたいという理由で、バーチャルボックス(Virtual Box)にリナックスミント(Linux Mint)をインストールして、ときどき使っていました。
しかしながら、リナックスがメインのOSになることはなかったです。
サブOSとしての位置づけのままでした。
なぜか?
どのディストリビューションも、メインのデスクトップOSとして使うには【困難】が多すぎたからです。
【困難】といいますか、問題ですね。
自分が使っていて問題だった点は、おもにデスクトップ画面のGUIに関する部分でした。
- マウスクリックやホイール操作に対して、画面の反応が遅い。
- パネル(タスクバーみたいなもの)にショートカットが追加できない(思い通りの位置に追加できない)。
- パネルのアイコンが突然ふるえだして、CPUを浪費する(アイコンを移動するときのアニメーションが止まらない)。
- マウスホイールでのスクロール量が非常に少ない。
リナックスミントも例外ではなかったのですが、試した中では一番良かったので使っていました。
以前はさらに、テキストファイルが文字化けするとか、良い日本語テキストエディタが見つからないとか、良いプログラミング環境が無い、といった部分もありました。
しかし、ビジュアルスタジオコード(Visual Studio Code, VS Code)の登場で、そのあたりが一気に解決しました。
とてもありがたいことです。
あとは、デスクトップ画面のGUIですね。
ここがもっと良くなったらいいかもしれないなって思っています。
以前は、解決方法を調べて調べて調べて、解決できるものは対応していたのですが、アップデートやアップグレードでふりだしに戻るのを繰り返したので、最近はもういじらないようになりました。
それでも、綺麗な文字で書いたり読んだりしたいという理由で、ときどきミントを起動して使っています。
LinuxをデスクトップOSとして使ってきた感想ですが、メインで使うには厳しかったというのが感想です。
いつか、GUIのあたりが改善されることを期待しています。
ところで、実はウィンドウズでも、キレイな文字表示のできるソフトが増えてきました。
ダイレクトライト(DirectWrite)に対応したテキストエディタとブラウザが登場しました。
自分は、ビジュアルスタジオコードとクロームをよく使っているのですが、とてもきれいな文字で読み書きできるようになりました。
ウィンドウズでまだフォントがギザギザなのは、WordやExcelと、LibreOfficeくらいです。
そのくらい、文字の表示品質が良くなってきました。
2019年の時点でですが、ウィンドウズはメインのデスクトップOSとして、自分の中でまだまだ安定の地位を保っています。