『そんなところが壊れるの?』
過去に買った安い自転車の品質が最低で、その後、高い自転車を買ったら長く乗れたというお話です。
ホームセンターなどで、2万円以下の値段で売られている、安い自転車があります。
2004年から2010年ごろのお話ですが、その6年間に、3台の自転車を買いました。
3台とも、お値段が2万円以下の、お安い自転車でした。
1台だけレシートが残っていたのですが、税込8,980円(約9千円)の自転車も買っていたようです。
最初に載せた画像が、そのレシートの写真です。
1万円以下の自転車ですね。
記憶では、14,800円くらいの自転車も買っていたと思います。
大切に乗れば、数年は持つだろうと。
段差とかなるべく避けて乗れば大丈夫だろうと、そう思っていました。
ほんとうに残念だったのですが、3台ともすぐに壊れました。
自分の乗り方が良くないのだろうと、壊れるたびに慎重になっていったのですが、3台目が壊れた時点で『これはおかしい』と、ようやく気づきました。
なにがどう壊れたのか?
思い出せるだけ書きます。
すぐにパンクした(1回1000円のパンク修理に何度も何度もお世話になりました)。
タイヤのホイールがすぐにゆがんだ(スタンドを立てて後輪を回すと凄いフラフラ)。
後輪(こうりん)の車軸(しゃじく)が折れた(突然ペダルの抵抗がゼロになって後輪が回らなくなりました)。
チェーンが切れて外れた(2列になっているチェーンの片方がちぎれていました)
前ブレーキのワイヤーが切れた(ブレーキレバーのところでプツンと切れていました)
後輪(こうりん)の馬蹄錠(ばていじょう、リングロック)を壊された(実は手でぐりぐり曲げればリングが折れるくらい弱かった)。
こんな感じで、3台とも壊れていきました。
自分の中での結論ですが、もう安い自転車は【買わない】ことにしました。
安い自転車は【買わない】。
あくまで、自分の中での結論ですが、【安い自転車は買わない】。
なぜ、そんなに強く結論したのかといえば、3台とも、自転車としての品質が最低だったからです。
自分のみならず、まわりも危険に巻き込むおそれがありました。
一応、『この自転車は安全基準を満たしています』みたいな内容のステッカーが、サドルの下に貼ってありました。
しかし、そんなものはまったく何の保証にもなっていませんでした。
買って1か月でパンク。修理してもまたパンク。ホイールはゆがみ、車軸が折れて転倒しそうになる。チェーンが切れて転倒。ブレーキワイヤーもちぎれた。
安い自転車に乗ってて感じたのですが、道を曲がるときに、自転車の柔らかさを感じていました。
自分の体重で、自転車の金属がばねのように沈み込む感じです。
完全に、自転車の強度不足でした。
自転車にサスペンションがついていたわけではなく、単純に、やわらかい金属を使っていたのです。
安い自転車は、フレームもホイールもワイヤーもチェーンも、なにからなにまで、強度不足でした。
タイヤのゴムも内側のチューブも、とにかく品質が低い。
自転車のカギも、手で壊せる弱さ。
手で壊せる鍵があることを知っている者が、駐輪場を物色している。
自分の馬蹄錠(ばていじょう、リングロック)を破壊されて気づきましたが、ほかの自転車を見ると、工具の跡もなくリングを曲げられていた自転車がありました。
どうやら、面倒ごとをさけるためには、見た目からして強いカギを付けたほうがいいみたいです。
3台目の壊れた安い自転車を処分して、2010年以降は、有名メーカーの自転車を買いました。
価格は忘れてしまいましたが、たしか3万円から4万円くらいの自転車でした(普通の軽快タイプの自転車)。
9年ほど乗っていますが、トラブルはパンクだけでした。
パンクの頻度は2年に1回くらいです。
そして、自転車を買ってから6年目の時に、タイヤとチューブをセットで交換しました。
自転車屋さんの方に『タイヤがすり減っていて、ダメになっている。』と教えてもらったので、交換しました。
費用はたしか、6千円くらいだったと思います。
その後、この自転車ですが、購入してから9年たった今も、トラブルがほとんど無いです。
ホイールは、ほとんどゆがんでいないです。
チェーンは、切れていないです。
ブレーキワイヤーは、切れていないです。
カギは馬蹄錠(ばていじょう)でしたが、とても手でぐりぐりできるような硬さじゃないです。
この馬蹄錠は、最近少しサビが浮いてきたので、別のカギに交換しました。
ですが、これまでに鍵をいじられたことはありませんでした。
お値段3万円以上と、少し高かった自転車ですが、トラブルが少なくて満足しています。
しかしながら、やはりそろそろ買い替え時かもしれません。
期待した通り長く乗れましたし、十分に長持ちしたと思います。
次の自転車も、このくらい長く乗れるものを選びたいです。
2万円以下の安い自転車には、悪いイメージしかありません。
もう一度レシートを載せますが、この自転車を選んだ過去の自分に、『あぶないよ』とアドバイスしてあげたいです。
安価な自転車に乗っていたときは、『そんなところが壊れるの?』というくらい、故障トラブルが連発でした。
今の自転車はわかりませんが、当時の安い自転車は、安全性に問題がありました。
安い価格はとても魅力的ですが、おそらくもう、安い自転車を買うことはないと思います。