ギリギリ住める部屋で、いちばん安い部屋を探して住んだ経験談です。
建物の外壁が腐っていたり、部屋の壁に穴が開いてたりしましたが、住んでみたら案外住めました。
さて、ギリギリ住めるというのは、人によって許容範囲が変わるところです。
自分の場合は、なによりもまず、電気・ガス・水道・光ファイバーが通っていて、お風呂とトイレがあることでした。
そのうえで、各種お支払いに便利なコンビニと、食べ物を買う食料品スーパーが、自転車で通える範囲にあることでした。
通勤・通学で使う駅やバス停については、とりあえず見ないで探しました。
探し始めたときは全然見つからなかったのですが、それでも賃貸物件のサイトを1か月間くらい、ちょこちょこ見ていたら、ありました。
お部屋に空きが出たんですね。
さっそく物件の管理会社に見学を申し込んで、お部屋を見せてもらいました。
お部屋の内装は凄く傷んでいましたが、自分のほしかった設備がちゃんとあったので、すぐに決めました。
コンビニがすぐ近くにあって、スーパーと公共交通機関も、ギリギリ歩いて行ける距離にありました。
まあしかし、建物の傷み具合は凄かったです。
特に、2階の部屋に入るための通路がすごかったです。
長年の雨水でさびて、今にも崩れ落ちそうでした。
もはや、どこで支えているのか不思議な状態でしたが、自分は1階だったので気にしないことにしました。
ほかにも、線路が近くて列車の騒音がすごかったとか、建物が住宅街の入り組んだところにあって、車が入りにくかったとか、いろいろ凄いところでした。
しかしとにかく、最低限の設備があって、家賃がとても安かったので、決めました。
この物件が掲載されるまで、ほかのお部屋情報もたくさん見ました。
お風呂無しなら、もう少し安いところがあったのですが、さすがに生活が不便そうなのでやめました。
あとは、駅やバス停まで、徒歩30分とか徒歩1時間のお部屋になると、安いのがありました。
しかしこれも、節約した家賃以上に時間を失うという感じだったので、やめました。
お部屋を探し始めて1か月かかりましたが、探していた物件が見つかったときは『見つけた!』って思いました。
実際に住んでいた時の感想ですが、思ったよりも住み心地は良かったです。
早朝の通勤列車の音も、3か月ほどで慣れました。
あと、今にもくずれそうだった通路は、入居してからしばらくして、補修工事が行われました。
傷みに傷んだ外壁についても、同時に全面修理が行われました。
ある日、管理会社から『建物の全面改修をします』というお知らせの紙が届いて、そのまま工事が行われました。
お家賃はそのままで、建物の見た目や通路の安全性がグッと良くなりました。
まあ、傷んだお部屋の内装はそのままでしたが、改修が行われて良かったです。
お部屋の湿気が減ったり、虫の侵入が減ったりしました。
あと、管理会社のほうで、毎週建物のまわりを掃除してくれました。
雑草も、伸びてきたらいつの間にか取り除いてくれました。
お部屋の傷み以外は、かなり快適でした。
ほかにも、水回りが故障したことがあったのですが、管理会社に連絡したところ、無料で直してくれました。
かなり傷んでいて、お安いお部屋でしたが、自分が何もしなくても改修や清掃が行われて、わりと快適に住むことができました。
管理会社のほうで色々やってくれて、賃貸のお部屋のメリットを感じました。
もちろん、建物の不具合解消は管理会社の責務なのですが、いつも速やかに対応してくれたことに、深く感謝しています。
さて、賃貸のお部屋を探すときは、情報サイトや情報誌を『継続的に』チェックするのが良いみたいです。
自分の経験からですが、すぐには見つからなくても、ある日、急に良さそうなお部屋が載っていたりします。
そういった情報に気づけるのも、やはり、お部屋情報をちょこちょこ見ていたからこそです。
すでに行動を起こしているあなたは、すごいです。
調べものは、思い立った時がチャンスですよね!