事情(じじょう)を説明(せつめい)するときに、『言い訳(いいわけ)をするな』と、理不尽(りふじん)を言われることがあります。
『言い訳をするな』と、言われない方法(ほうほう)です。
- 『すみません』と言って、黙る。
- 『なぜ?』と聞かれたら、『実は…』と話す。
以上(いじょう)です。
『すみません』と言って、黙る。
お相手(おあいて)さまは、ご立腹(ごりっぷく)です。
『すみません』と、それだけを言って、まずは黙り(だまり)ます。
そして、相手の言葉(ことば)を待ちます。
『なぜ?』と聞かれたら、『実は…』と話す。
黙っていると、相手が『なぜ?』みたいなことを聞いてきます。
そしたら、『実は…』と、事情(じじょう)を話します。
これで、『言い訳をするな』とは言われません。
以上です
言い訳は、『なぜ?』とか『どうして?』とか、聞かれたら話します。
これで、たいていの場合は言い訳を聞いてくれます。
『言い訳をするな』と言われる原因(げんいん)は、『ごめんなさい』と『訳(わけ)』をくっつけて言うからです。
なぜ、くっつけて言ったらダメなのか?
それは、あなたが言われる立場になって、何度も何度も聞かされていると、わかってきます。
べつに、自分の保身(ほしん)とか、そんなつもりが全然なくても、『言い訳』に聞こえてしまうのです。
どうしても、言い逃れ(いいのがれ)に聞こえてしまうのです。
あなたが悪いとかではなくて、なんと言いますか、人間の会話というものが、そういう仕組みになってしまっているわけです。
で、『言い訳(いいわけ)をするな』と、理不尽(りふじん)を言われないための方法です。
『すみません』⇒『なぜ?』⇒『実は…』
この流れに持ち込むことです。聞かれたら話す。それだけです。
これは、単なる知識です。単なるテクニックです。すぐに実践できます。
こうやって話せば、だいたいの場合でうまくいく。
こういう話し方を、知っているか、知っていないかという、ただそれだけの問題です。
人と話すことが上手い人は、どこかの段階で、自然とこのような流れを身に着けているわけです。もしくは、どこかでそう教えられて育ったか。
まあ、しかしながら、お相手によっては、どうやって話してもだめなこともあります。
非常に感情的な方であったり、そもそも会話をするつもりがない人とか。
ほかにも、実は特別な配慮が必要な方であった、という場合もあります。
そういった場合は、あなたのせいではないので、うまくいかなくても気にしなくて大丈夫です。
言い訳や事情を話すときは
『すみません』⇒『なぜ?』⇒『実は…』
会話の豆知識です。