前回はこちらです⇒ キャッシュフローが良い企業5社。一時的に営業キャッシュフローがマイナスでも問題ない
引き続きキャッシュフローが良い企業5社のグラフです。
ところで、グラフ上の営業CF、投資CF、財務CFが小さくても、実際には大きな支払いをしていることがあります。キャッシュフローの金額は入金と出金の差額ですので、2つが打ち消しあって小さくなっている場合があるのです。
どのような入金と出金があったかは、キャッシュフロー計算書を見ることになります。上場したばかりの企業や売り上げを伸ばし始めた企業など、キャッシュフローの金額だけでは良さが読み取りにくい場合に、そちらを見ることになるでしょう。
このシリーズではグラフ上に良さが表れている企業をご紹介しています。
それではグラフです
キャッシュフローと利益
6273 SMC株式会社 機械
営業CFが純利益を超えています。また、営業CFと純利益がともに増加傾向です。
投資CFは大きいです。投資CFは主に有形固定資産の取得によるものとのことです。FY 2017年3月は有形固定資産の取得と有価証券及び投資有価証券の取得によるものでした。
9735 セコム株式会社 サービス業
営業CFが純利益を超えています。また、営業CFと純利益がともに増加傾向です。
投資CFは大きいときがあります。投資CFは主に有形固定資産の取得と投資有価証券の取得によるものとのことです。FY 2016年3月はこれらと連結範囲の変更を伴う子会社株式取得によるものでした。
5695 パウダーテック株式会社 鉄鋼
営業CFが純利益を超えています。また、営業CFと純利益がともに増加傾向です。
投資CFは大きいときがあります。投資CFは主に有形固定資産の取得によるものとのことです。FY 2015年3月も有形固定資産の取得によるものでした。
6960 フクダ電子株式会社 電気機器
営業CFが純利益を超えています。営業CFは横ばいですが、純利益は増加傾向です。
投資CFは大きめです。投資CFは主に有形固定資産の取得によるものとのことです。
9055 株式会社アルプス物流 陸運業
営業CFが純利益を超えています。また、営業CFと純利益がともに増加傾向です。
投資CFは大きいときがあります。投資CFは主に有形固定資産の取得によるものとのことです。