株式投資は、失敗すると、借金ができてしまうから危険だ。
返済しきれないほどの借金ができてしまうから危険だ。
過去の自分は、そう思い込んでいました。
これは、間違った思い込みでした。
株式投資は『現物取引』で行えば、危険ではありませんでした。
現物取引では、借金ができませんでした。
だから、株式投資は危険ではありませんでした。
以上です。
以下は、株式投資が危険ではないと判断するに至った過程です。
株式の買い方は2種類あった。普通は『現物取引』
株式の買い方には、実は、2種類ありました。
自分のお金で株を買う『現物取引』と、借金をして株を買う『信用取引』です。
自分が期待していた『株式投資で資産を増やす』というイメージは、『現物取引』のことでした。
そして、自分が心配していた『株式投資が危険』というイメージは、『信用取引』のことでした。
過去の自分は、2種類の買い方をごちゃまぜにして、誤解していました。
誤解は解けました。
自分は『現物取引』が目的だったので、株式投資は危険ではないと判断しました。
『現物取引』とは、自分のお金で株を買うという、ごく普通の買い方のことでした。
SBI 証券のサイトで、説明を読みました。
現物取引は、お客様の自己資産により行う取引です。信用取引は、証券会社に担保を差し入れ、金銭もしくは有価証券を借りて行う取引です。現物取引と違い、株式をお持ちでなくても、貸借銘柄や当社が選定した銘柄について、売りから取引をはじめることが可能です。
自分に必要だったのは、『現物取引』のほうでした。
『現物取引』は『自分のお金』で株を買うから危険ではない
自分が SBI 証券で口座を開設した直後は、『現物取引』だけが可能でした。
さっそく、ゆうちょ銀行から SBI 証券の口座に、10万円を振り込みました。
そうしたら、10万円の範囲内で、株式購入の注文を出すことができるようになりました。
そして、実際に株式を購入して、口座の残高が変化していくのを見ました。
株価が下がったときは、証券口座の残高が0円に近づきました。
0円に近づいただけで、0円を超えてマイナスになる余地はなかったです。
そこでようやく『現物取引で借金を背負う危険は無い』ということを実感しました。
証券口座で売買できるうちは、『株価が0円にならない理由』を調べた時の話も書きました。
なぜ株価は0円にならないのか?⇒ 証券取引所のルールで0円の注文ができないようになっていたから
もちろん、購入した株が元本割れしたこともあったので、安全ではなかったです。
特に、買った直後は、含み益になったり含み損になったりして、ドキドキしました。
ですが、借金の危険は無かったです。
最悪でも、買った株式の価値が0円になるかもしれない、というだけでした。
実際には、日本の株式市場には制限値幅というものが存在して、今日、いきなり0円になったりはしないのだ、ということも知りました。
日本取引所グループのサイトで、説明を読みました。
東京証券取引所では、一日の売買における値動きの幅を価格水準に応じて一定に制限しており、この値幅を制限値幅といいます。
本当に、知らなかったことが、たくさんありました。
過去に自分が持っていた『株式投資は危険』という単純なイメージは、間違っていました。
『自分のお金』で『現物取引』をしても、借金は発生しない。
ただ、それだけのことでした。
『信用取引』には借金の危険があった ⇒ 『信用取引口座』を作らければ大丈夫だった
株式を『信用取引』で買う場合は、借金の危険がありました。
『信用取引』で株を買うというのは、証券会社からお金を借りて株を買う、という行為でした。
日本証券金融株式会社のサイトで、説明を読みました。
信用取引は、投資家が証券会社に一定の保証金(委託保証金)を担保として差し入れ(イ)、証券会社から株式の購入資金や売付け株券を借り入れて(ロ)株式を売買する取引です。この制度によって手持ち資金を上回る金額の銘柄を買ったり、保有していない株券を売ったりすることができ、売買取引に厚みを持たせ、株式の円滑な流通や適正な価格形成に寄与しています。
そして、借りるお金には、もちろん、返済期限や金利がありました。
もし、株が値下がりしたまま返済期限を迎えたら、困ります。
株式を売ったお金だけでは足りないので、自分のお金を追加して、借金を返す必要があります。
ところで、『信用取引』の中には、一般信用取引という返済期限が無期限の信用取引もありました。
ですが、返済期限が無期限でも金利は付くので、株が値下がりしたままでは困るという点は同じでした。
自分は、『信用取引』は必要ないと判断しました。
間違って『信用取引』で株を買ってしまったらどうしよう、という心配もありましたが、それは大丈夫でした。
『信用取引』には審査がありました。『信用取引口座』を作るための審査です。
SBI 証券のサイトで、説明を読みました。
一定の投資経験、知識、資力等が必要ですので、場合によっては、信用口座の開設に応じることができないこともあります。また、審査結果の事由につきましては、開示しておりません。あらかじめご了承ください。
信用取引口座の開設基準は?(年齢制限・資金・投資経験など)|よくあるご質問Q&A|SBI証券(2020年6月10日閲覧)
なので、自分の意思で『信用取引口座』の開設を申し込まない限り、間違って『信用取引』で株を買ってしまうという心配はなかったです。
自分は、SBI 証券で口座を作りましたが、『信用取引口座』は作りませんでした。
だから、『現物取引』でしか株が買えないので、安心です。
また、SBI 証券のサイトを見たら、『信用取引口座』は閉鎖することもできるとのことでした。
当社カスタマーサービスセンターにて承っております。
なお、保有建玉や現物取引・信用取引・投資信託において注文中取引、または受渡日未到来の未精算取引がある場合は、閉鎖手続きの受け付けができません。
あらかじめ口座の状態をご確認のうえ、ご連絡をお願いいたします。
あとになって『信用取引』が必要ないと感じたら、閉じてしまえばいいわけです。
株式投資で株を買うときは『現物取引』で買う
株式投資で株を買うときは『現物取引』で買う。
これで十分だと、自分は判断しました。
『現物取引』で買った株は、持ち続けることができます。
株式を持ち続けて、株価の値上がりを期待したり、配当を期待することができました。
自分は、株式の価値(株価や1株当たりの純資産など)というものは、長期的には上がっていくものだと考えています。
上場企業の決算書と業績の推移をたくさん見てきた結果、そう思うようになりました。
企業というのは、成長しよう成長しようとしている存在でした。
だから、株式の価値は、長期的には上がっていくのだと、自分は思いました。
だから、株式は投資の対象になるのだと、自分は思いました。
上場企業を運営する役員には、苦労してでも成長して、利益を上げようとする、強い動機がありました。
頑張って利益を上げたら、役員は報酬を上げることができますし、株主への配当を増やすこともできます。
自社株式を保有している役員であれば、役員報酬に加えて、配当と値上がりした株価の恩恵も受けることができます。
役員は、企業を成長させると、とてもメリットがあるわけです。
だから、株式投資で利益が期待できるというわけです。
企業が成長して、株式の価値が上がる。
そういった銘柄を探して、『現物取引』で買う。
そして、保有する。
これが、理想的な株式投資のひとつであると、自分は思いました。
(分かりやすくて充実したヘルプや Q&A を公開してくださっている公式サイトの方々に、感謝申し上げます。)