いったい、カードローンとは何なのか?

これは、私の無料のメールボックスに届いた、24時間、スマホでもPCでもお申し込み可能なカードローンの『ダイレクトオファー』から始まった、助け合いの物語である。

『カードローン?』

メールには、『24時間、スマホでもPCでも、カードローンが申し込める』とあった。

はて?

カードローンとは、いったい何なのか?

私は、大学のレポートでもお世話になった『ウィキペディア』を見た。

いわく、カードローンとは、ATMえーてぃーえむとかで、お金を借りることができる、みたいなサービスであった。

___ッ!?

なんと、

銀行とかが、

このワタクシめに、

お金を!

お金 WOWウォウ!!

貸してくれるというのだ!!!

死ぬほど驚いた。

なるほど。

やはり、ウィキペディアは最高の百科事典だ。

とりあえず『何か』が書かれている。

しかし、カードローンについて、世界の100億人が知りたいのは、そんな表面的な意味では、決してないであろう。

当然、ワタシもその1人だ。

私は、ふり返ってみた。

街を歩けば、カードローン。

電車に乗れば、カードローン。

カードローン、カードローン。

とうとい。

世界とは、助け合いである。

水がなければ貸し与え、パンがなければ貸し与える。

貸し与えたものは、やがて大きくなって、自分に返ってくるであろう。

ローンもまたしかり。

分かりやすく言うと、カードローンとは、

世界の100億人のひとりひとりが、絶対に確実に、間違いなく持っている『良心』というハートから生まれた、人と人との、助け合いのサービスだったのだ。

そのようなサービスのお知らせが、電子メールとなって、銀行とかの光回線から、海を越え、山を越え、私の無料のメールボックスに、届いたのである。

福音ふくいん

だが、待ってほしい。

金融機関とて、まさか、お金が金庫から、無限にき出しているわけではあるまい。

そんなことがあったら、噴飯ふんぱんものである。

メシを噴き出している場合じゃない。

考えてみよう。

世界の100億人のひとりひとりが、たった100円ずつ借りていくだけで、1兆円である。

1兆円。

果たして、そんなにいっぱい『100円だま』ばっかり、集めることができるだろうか?

いや、無理だろう。

いくらなんでも。

さいわいにして、今の私には、ラーメンにごはんをトッピングするくらいのお金はあった。

『ローンのわくは、ほかの人にゆずろうではないか。』

世界とは、助け合いである。

私は、無料のメールボックスから、カードローンのお知らせを削除した。

___後日談ごじつだんがある。

しばらくして、カードローンのオファーが、再び、私の無料のメールボックスに届いたのだ。

しまった

『ほかの人に譲ります』という私の気持ちは、先方せんぽうには、特段とくだん、伝えてはいなかった。

なんだかきっと、これからも届く気がする。

私は、メールフィルタを設定した。

以来いらい、カードローンは、Trash box に『ダイレクトイン』している。

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